トラック運転手をしていると、こんな事を聞かれることがあります。
運転手に興味があるんだけど、どんな人が向いているの?
結論としては、運転手のどんなところに興味があるのか?
そこがわからないと何とも言えないんですが、興味がある時点でトラック運転手に向いていると思います。
トラック運転手と一言で言ってもトラックの形状や仕事内容は色々あります。
そこで詳しくみていきます。
・トラック運転手に向いている人。
・トラック運転手に向いていない人。
・2024年問題。
・転職エージェントとは?
詳しいプロフィールはこちら
トラック運転手に向いている人
運転が好き!
トラック運転手!地場の仕事でも、長距離の仕事でも、トラック運転手に運転は欠かせません!
運転が苦痛、運転に神経を使いすぎて疲れると言った人は向いてないでしょう!
車の運転が好き!
大きなトラックに乗って運転してみたい!
と興味を持たれている人は向いているかもしれません。
大型トラックは運転しやすく、ハンドルも切れるんだよ。
あんな大きいのに意外!
そして、トラックはさまざまな技術が使われているんだ。
例えば、高速道路で速度を一定に保つオードクルーズ。
前車がいるとそれに追従して一定の距離を開けて一定の速度で走行します。(追従型オートクルーズ)
車線が逸脱したときにブザーで知らせる、車線逸脱装置など、最新の技術が使われています。
勿論、オートマです。
動画も参考になります。
体力に自信がある人
運送業は体力があるに越したことはありません。
ですが、体力や腕力がなくとも出来る仕事もあります。
体力や腕力が必要な仕事って何?
手っぱ仕事。いわゆるバラ積み、バラ下ろしというやつだよ!
体力や腕力が必要な仕事は、運転するより荷物を積んだり下ろしたりする時間の方が長い傾向があります。
体力や腕力が必要ない仕事は?
主に運転がメインの仕事だね!
体力や腕力が必要ない仕事として、運転がメインの仕事となります。
例えば、タンクローリーの仕事、運ぶ荷物はガソリンや劇薬などの危険物。
食品やセメントなどの非危険物。
高圧ガスなど、運ぶ荷物は色々ありますが、体力や腕力は特に必要ありません。
他にも車を運ぶカーキャリアや砕石や土砂などを運ぶダンプカーなどがあります。
また、パレットものやカゴで輸送する仕事もフォークリフトなどで作業するため、あまり体力や腕力は必要ありません。
ただ、荷物の積み下ろしに体力を使わなくても運転だけでも疲れるものです。
自制心がある人
トラック運転手は公共の中で仕事をしています。
日常トラックを運転していると様々な一般ドライバー、同業種のドライバーの運転に出合います。
突然の割込みや道を譲ったにもかかわらず、挨拶しないなど、感情的になるときがあります。
そんな状況でも自分の感情をコントロールすることができる自制心が必要となります。
自制心がないと、昨今のような「あおり運転」や「進路妨害」などそう言ったことが起こりやすくなります。
自制心かぁ。
そう、自制心はとても大事!
自制心は鍛えられるの?
もちろん!鍛えることはできるよ!
ナポレオン・ヒルの著書「悪魔を出し抜け!」には自制心を鍛える方法として「食欲」と「性欲」をコントロールすること!と書いてあります。
「食欲」と「性欲」は欲求の中でも特に強い欲求なので、これをコントロールすることが自制心を養うことに繋がります。
「食欲」と「性欲」かぁ
これをコントロールすることが
成功するために必要なことなんだ。
動画も参考にしてね!
責任感がある人
トラック運転手は荷物をお客様に届けて仕事は完了します。
荷物を届けるにしても、時間指定や配達日指定、色々な条件をクリアーしなければなりません。
渋滞や事故、天候などで道路状況は変わります。
そう言った事態に対応するため運転手は責任ある態度、対応をとらなければなりません。
運転手さんも色々大変だね!
また、仕事をするうえで、運転手は運行前にアルコールチェック受けなければなりません。
ですが、運転手の中にはアルコール検査に引っ掛かり、乗務が出来ない運転手もいます。
自己管理ができなければ、トラックに乗務すら出来ないのです。
単純作業や一人仕事が苦にならない人
運転手の仕事は単純作業であることが多いです。
例えば宅配なら、午前中は配達をします。
午後からは取扱店などをまわって、荷物を集めます。
時間指定や、配達指定、着払いやクレジット決済など色々ありますが、高度なものはそこまで要求されません。
また、一人で出来ない作業で助手を同乗させる場合を除き、基本的には一人で作業をします。
人に気を使うことなく、また、学歴に関係なく必要な免許さえあれば、運転手の仕事ができる。
このことも運転手の魅力の一つです!
トラック運転手に向いていない人
運転手に向いてない人ってどんな人かなぁ?
基本的には「運転が好きでない」人だね。
そうだよね!
運転手だけあって運転することが仕事だからね!
「運転が好きでない」以外にも
不向きの判断が出来ることがあるから見て行こう!
運転が好きでない人
トラック運転手の仕事内容は色々ありますが、トラックを運転すること自体が仕事でもあります。
トラックを運転することは、運転が好きでない人にとって苦痛で疲れる仕事です。
ただ、初めは運転が好きでなくとも仕事をしているうちにトラックの運転が好きになることは十分に考えられます。
トラックは普通車と比べ背も高いですし、長さもあります。
そんなトラックですが、運転してみると意外と運転しやすく小回りもききます。
そんなトラックの運転が楽しくなるかもしれません!
自制心がない人
渋滞や事故、悪天候などで段取り通り仕事が進まないときやお客様からクレームを頂いたりと、仕事をしていれば色んな事があります。
そんなとき、気持ちを早く切り替えたり、感情をコントロール出来ないと事故の可能性が大きくなります。
トラック運転手は会社を出発したら一人の世界、責任を持って仕事をしたいものです。
「食欲」と「性欲」をコントロールして自制心を鍛えましょう!
「食欲」と「性欲」のコントロールについては「自制心がある人」の記事を今一度お読み下さい。
「自制心がある人」の記事まで、ここからジャンプすることができるよ!
体が弱い人・体調を崩しやすい人
私は虚弱体質で周りの人達と比べ疲れやすく、体調を崩しがちです。
今の仕事内容はカゴ輸送なので「手っぱ仕事」はあまりなく、何とか仕事をこなしています。
以前は手っぱ仕事、いわゆる「バラ積み」「バラ下ろし」をやっていました。
その時期はとてもつらい毎日でした。
疲労は蓄積され、腰やひじ、ひざが痛く、体重は減り、家に帰るとクタクタで何もする気にはなれませんでした。
休みの日も疲れ取り休みで用事も足すことが出来ず、何のために働いているかわかりませんでした。
ですので基本的には運送業は体力や体が強い人の方が向いています。
そうでないなら運転重視の仕事を選ぶべきです。
運転重視の仕事であっても、長時間の運転は「疲れる」ことを付け加えておきます。
お酒が好きな人
晩酌や飲み会などお酒の席は楽しいですよね!
しかし、深酒は注意が必要です!
なぜなら、運転手は運行前にアルコールのチェックを受けた上でトラックに乗務することになるからです。
以前、私の会社ではアルコールチェックに引っ掛かり仕事が出来なく、帰宅する人がいました。
その人自身が帰宅するのはしょうがないですが、仕事に穴ができてしまい会社に迷惑がかかってしまいます。
なによりその人自身の信用を失います。
ついつい飲み過ぎることもあると思いますが、アルコールチェックに引っ掛からないように気を付けたいですね。
目が悪い人・腰痛持ちの人
「目が悪い人」と言っても色々な症状の人がいるので一概に言えませんが、運転は目が疲れます。
また、道路状況を把握するのに目が良いことに越したことはありません。
特に注意が必要なトラックの動作はバックです!
近年ではバックカメラが付いているトラックがほとんどですが、目視が基本となります。
また、トラックは長さや高さがあるため、深視力が必要となります。
腰痛持ちの人も注意が必要です。
と、言ってもトラック運転手に腰痛持ちの人は多いです。
私も腰痛持ちです。
運転手で腰にくる仕事は「手っぱ仕事」です。例えば米、金物(釘やボルトなど)の積込みです。
中腰での動作が多いため、腰に負担が掛かります。
その他にも長時間の運転も腰に負担がかかります!
腰痛持ちの人は「手っぱ仕事」がなく、「長時間運転しない」仕事を選んだ方が良いでしょう!
長時間働きたくない人
運転手は長時間労働になりがちです。
なぜなら荷主の出荷状況に左右されるからです。
また、天候や渋滞、事故などの影響も受けます。
そのため毎日定時で帰りたい人には不向きと言えます。
運送業は残業ありきの給料体制になっています。
基本給を低めに設定し、長時間労働を残業にあて、給料を支給する仕組みです。
そんな仕組みですが、2024年から残業時間に上限が設けられました。
いわゆる2024年問題です。
長時間労働改善?2024年問題!
2024年問題ってなに?
運転手の労働時間に上限が課されることで生じる問題の総称のことだね!
そうなるとどうなるの?
今までの長時間労働が是正される
一方で、運転手の残業時間が減るので、給料が減る可能性がある。
長時間労働が減るので体は楽になるけど、経済的に厳しくなる、かもかぁ。
運転手にとって不安材料の一つだね。
詳しくは下記の記事をみてね!
不規則な労働時間で働きたくない人
長時間労働のところでも触れましたが、長時間労働になることで不規則な労働時間になることがあります。
その日出勤して拘束時間が延び、翌日早朝出勤など、地場回りの運転手にありがちなパターンです。
長距離運転手などは、地場回りの運転手がセンターに帰って来るのが遅くなると、積込みを始めるのが遅くなり、出発が遅くなります。
その分、休憩時間や睡眠時間を工夫しなければならず、不規則な労働時間となります。
できれば長時間労働や不規則な環境で働きたくないなぁ。
当然だと思うよ!仕事が早く終わればそれだけ、自分の時間や家族の時間に充てることができるからね!
転職するにしても自分自身で情報を集めるには限界があるし、転職に失敗した話も聞いたことがあるから不安だよ!
転職エージェントに相談してみたらどうだろう?
転職エージェント?
転職エージェントとは?
転職エージェントとは、求職者と企業の間に立って、転職についてサポートしてくれるサービスのことです。
求職者を企業に紹介して採用が決まると、企業から転職エージェントに報酬が支払われる。求職者は無料で転職エージェントに依頼できる。
「どうして転職エージェントを使うべきか」の理由がわかる動画です!
まとめ
トラック運転手に向いている人
★運転が好きな人
★体力に自信がある人
★自制心がある人
★責任感がある人
★単純作業や一人仕事が苦にならない人
トラック運転手に向いていない人
★運転が好きでない人
★自制心がない人
★体が弱い人・体調を崩しやすい人
★お酒がすきな人
★長時間働きたくない人
★不規則な労働時間で働きたくない人
★目が悪い人・腰痛持ちの人
ここに書かれていることに当てはまったとしても、実際に働いてみないとわからないことも沢山あります。
物流は社会になくてはならない存在です。
その物流の90%以上をトラックが担っています。
トラック運転手、とても価値がある仕事だと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
みなさんの参考になったらうれしいです。